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2018.04.06

世にも美しい高級木材と世界三大銘木

ロンドンに拠点を置く植物園自然保護国際機構によると、世界にはおよそ6万種類以上の樹木が存在しているとのこと。中には鑑賞性の高いものもあれば建材として優秀なものもあります。重いものや軽いもの、成長が早いものや希少なもの。一言で木と表現してもその形や色合いは多様であり、日本では考えられないような鮮やかな紫や真っ黒な木材も存在しています。

 

そして、その価格も様々です。

今回は世界三大銘木をはじめとした、高級な木材についてお伝えします。

 

1.高級木材の代名詞「世界三大銘木」とは

2.高級家具に使われる木材について

3.工芸品に使われる高級な木材について

4まとめ.

 

 

1.世界三大銘木とは

「世界三大銘木」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 世界三大美人、はとても有名ですね。クレオパトラ、楊貴妃、小野小町を合わせ世界三大美人と呼びます。しかし、人だけではなく木にも「世界三大銘木」という呼び名があるのです。

 

 

世界三大銘木とはその名の通り、世界的に美しいとされ希少で価値が高い3種類の木、「チーク」「マホガニー」「ウォールナット」のことを指します。

 

 

銘木とは、公共財団法人 日本住宅・木材技術センターによると以下のように定義づけられています。(出典:http://www.howtec.or.jp/publics/index/252/)

 

 

材面の鑑賞価値が極めて高いもの(例:杢板、糸まさの板)

材の形状が非常に大きいもの(例:大径木丸太、長尺一枚板)

材の形状が極めて希なもの(例:サクラツツジ)

材質が特に優れているもの(例:木曽ヒノキ)

たぐいまれな高齢樹(例:イチイ)

入手が困難な天然木(例:天然カラマツ)

たぐいまれな樹種(例:ビャクダン)

由緒ある木(例:春日局欅)

 

 

また、Wikipediaによると「主に稀少な杢、希少価値のあるもの」と記載があります。

杢いう言葉をまたもやWikipediaで調べてみました。

 

 

杢(もく)、杢目(もくめ)またはフィギュア(英語:figure [fɪɡjər])とは木材の木目・木理のうち、柾目とも板目とも異なって稀に現れる複雑な模様のものを指す。その希少価値・審美的価値から珍重される。原木の中で生ずる局部的なねじれや湾曲のある箇所、または瘤の部分などを切り出した際に現れ、これは木の切り出し方によっても決定的な影響を受ける(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%A2

 

 

つまり、樹齢が長かったり、形状や木目が不思議な形をしていたり、板目に複雑な模様がある木は希少で価値が高いとされています。

 

 

2.家具に使われる高級木材について

 

高級な木材の中で、特に家具として使われる材を紹介します。美しさの他に「存在感」や「強度」などの要素も大切になってくるように思います。また、大ぶりな一枚板を用いたテーブルの迫力はすばらしいもの。しかし、そうした大きな材を取ろうとすると、樹種はある程度絞られてきてしまいます。

 

 

そうした条件を見事にクリアし、美しい家具として加工される3つの樹種をご紹介します。

 

①チーク

杢目が美しく色目もキレイです。狂いが少なく、傷みにくく丈夫なうえ、耐水性、防腐性にも大変優れています。非常に長持ちすることから、古くから高級家具の代名詞とされていました。また、経年変化が美しい材でもあり、使い込めば使い込むほどより味わい深い色合いへと変化します。その美しさと強度から、かつては20世紀後半を代表する豪華客船「クイーンエリザベス二世号(RMS Queen Elizabeth 2またはQE2)」の甲板や内装にも使われていました。

 

中でも、ミャンマーチーク(本チーク)は天然素材の中でも世界最高級木材と呼ばれています。ただ現在、チークは伐採禁止とされているため、大変希少な材となってしまいました。

 

【主な用途】高級家具類、フローリング、豪華客船、船舶の甲板から内装家具類など。

【主な産地】ミャンマー、タイ、インドネシアなど。

 

 

②カリン

重く強靭で、堅くて狂いにくい耐久性の高い高級材です。心材はやや紫色を帯びた赤褐色で、磨くと光沢がでて大変美しいため、世界中で高級木材として取引をされています。

 

【主な用途】家具、楽器、床柱、床材など。

【主な産地】ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムなど。

 

 

  • ネズコ

木の葉の色が暗いことから、別名「ネズコ」と呼ばれています。狂いが少なく、軽く柔らかいため加工がしやすいことが特徴です。また、木曽五木の一つとされ非常に貴重な木材とされています。

 

※木曽五木については別の記事で詳しくご紹介しております。

【主な用途】天井板、障子、下駄、和机など

【主な産地】日本 本州中部の山岳地帯

 

 

 

3.工芸品に使われる高級木材について

 

では次に、工芸品に使用される木材についてお伝えします。

家具に使用される木材や建築に使用される木材があれば、芸術(工芸品)に使用される木材もあるのです。

 

 

  • ピンクアイボリー

仕上げを施した材面が滑らかな象牙のような手触りになることから、「アイボリー(象牙)」という名前がついています。表面がピンク色をしているのは、染めたのではなくもともとの木の色です。

しかし、全部分がピンク色をしているのではありません。木のほとんどが白い部分でピンク色をしているのはほんの一部分のため、色のついた部分は非常に貴重とされています。

磨けば磨くほど光沢が増すという特徴から、用途としては箸や木札などの工芸品に使用されることが多いです。そして、その色合いは木によって違い、個体や部位によって色の濃淡があることも人気の理由の一つです。

 

【主な用途】箸や木札などの工芸品

【主な産地】南アフリカ

 

 

  • スネークウッド

木目が蛇の柄のように見えることからその名がつけられました。あまり大きく成長せず、育成される地域も限られていることから入手が困難なため、価値の高い木材とされています。

非常に堅くて重いことから、世界一重い木のうちの一つだと言われています。その模様の具合で価格が大きく変わり、形状が良いものだと100万円以上の値が付く製品もあります。

 

【用途】歩行用ステッキ、ドラムスティック、バイオリンの弓、刃物の柄

【主な産地】メキシコからブラジルのアマゾン地域まで

 

 

  • リグナムバイタ

世界一重い木と言われています。本来は黄褐色をしていますが、切られて紫外線や空気に触れると緑色に変色します。成長のスピードが遅いことに加え、あまり大きく成長しないことから、特に大きな材は高い価値を持ちます。

リグナムバイタという名前はラテン語で「生命の木」を意味します。この木の樹液は飲めば万病に効くとされ、中世ヨーロッパ時代には高値で取引されました。

 

【用途】歩行用ステッキ、印鑑、数珠、

【主な産地】フロリダ何南部、西インド諸島、中米、コロンビア、ベネズエラなど

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

このように、世界には高級な木材がたくさんあります。

木材によって使用される用途が違うということも面白いですよね。

 

ワールドデコズでも、チークやカリンなど、世界中の様々な木材を取り揃えています。

木材についてより詳しくお知りになりたい方は、是非関連記事もご覧になってみてください。