2018.11.20
【2018年版】リアルなフェイクグリーン! 本物と比較してみた
フェイクグリーン(人工植物)とはその名の通り、本物の植物に似せて作られた、水やりや手入れなどの必要ない人口の植物のことを指します。最近ではその制作技術の向上により、本物と見間違えるようなリアルなフェイクグリーンが販売されています。
手入れの必要がなく、永久的に枯れないという特性を活かし、植物を世話する時間の取りにくい飲食店や小売店、モデルルームなどでインテリアとして取り入れられています。また大規模なものになると、商業施設やオフィスの壁一面をフェイクグリーンにしてしまう方も少なくありません。ワールドデコズでも、結婚式場などの大規模なフェイクグリーンの提案を行っております。
本物の植物より手軽に緑を取り入れられるフェイクグリーンですが、あからさまな造花では興ざめです。グリーンを施設に導入する目的と照らし合わせ、それを実現できる最低限のクオリティは目指すべきでしょう。
そこで本記事では、最新のフェイクグリーンのクオリティについて、ご紹介をさせていただきます。
【目次】
- フェイクグリーンはここまでリアルに!
- 安価なフェイクグリーンとリアル感を比較
- 本物の植物とフェイクグリーンの比較
- フェイクグリーンなら管理が簡単
- 本物の植物とリアルなフェイクグリーンの金額の違い
- まとめ
1.フェイクグリーンはここまでリアルに!
最近のフェイクグリーンは、質感や色味、葉や幹の細かい模様までこだわった、近くで見ても触っても本物と見間違うようなリアルなものが沢山販売されています。
大きめのものであれば、幸福を呼ぶ木として人気の高い「パキラ」から、小さいものであればデスクに置けるサイズの「サボテン」など、植物の種類は様々です。枯れない、手入れがいらないだけでなく、棘のある植物を柔らかい素材で作るなど、リアルさを追求しながらより手軽に取り入れやすいフェイクグリーンが増えています。
オフィスや施設の彩りとして取り入れるのであれば、複数の小型フェイクグリーンを組み合わせ、一つの大きな作品としてしまうこともございます。こうなると、もう遠目からは本物の植物と全く見分けが付かなくなります。
2.安価なフェイクグリーンとリアル感を比較
フェイクグリーンは本物の植物よりずっと手軽に、オフィスやお部屋に取り入れることが可能です。では、安価なフェイクグリーンと多少値の張るフェイクグリーン、そのリアル感にはどのくらい違いがあるのか検証してまいります。
安価なフェイクグリーンはワンコインから購入できるものが沢山あります。ですが、安価なフェイクグリーンは素材にテカリがあり、あからさまにプラスチックであることが分かるようなものや、茎や細かい葉の作りが甘いものも多くあります。遠目から見ると本物に見えても、近づいてみるとプラスチックの偽物感がチープに見えてしまう…なんて場合も。これでは、せっかく緑を取り入れても空間のクオリティが下がってしまいます。
一方少し値段の高いフェイクグリーンは、安価なものよりしっかりと細部まで作りこまれていることが多くございます。細かい色味や葉脈、茎の模様など、こだわり抜かれた素材でよりリアルに表現されています。さらに、デザイン面でも工夫が可能です。複数の種類のフェイクグリーンを、位置を計算し、組み合わせにより立体感や統一感を演出。さらにリアルな植物であるように魅せることも可能です。
また、リアル感とは少し外れてしまいますが、高級なフェイクグリーンには、特殊な機能が付与されていることもございます。光触媒による空気清浄機能は、安価なフェイクグリーンには搭載されていない場合もあります。値段が上がるほど光触媒が出来るフェイクグリーンが増える傾向が見られます。手軽に緑を取り入れながら空間に少し高級感をプラスしたい、本物の植物のように空気を綺麗にする効果もほしい、といった場合は、安価なものよりもリアルで機能性の高いフェイクグリーンの購入がおすすめだと言われています。
3.本物の植物とフェイクグリーンの比較
ここで気になってくるのが、本物の植物とフェイクグリーンの違いではないでしょうか。
高価なフェイクグリーンは、葉だけでなく茎や枝、幹もより繊細に作りこまれており、まじまじと見ても本物と見間違えるレベルのリアルさです。特に多肉植物やハーブ植物などは、最近では本物と見分けがつかないほどのクオリティまで進化しています。
それに、特にウォールグリーンなどで顕著ですが、成長する本物の植物を使うと、デザインした当初から形が変わし見栄えが悪くなってしまうこともありますが、フェイクグリーンならリアルさはそのままに、デザインが崩れる心配もありません。
また、本物の植物を置くメリットとして空気清浄効果がありますが、最近のフェイクグリーンは見た目だけでなく「光触媒」によって空気をきれいにしてくれるものも沢山あります。
「光触媒」とは、蛍光灯等による光で紫外線を当てることで触媒作用が働き、悪臭の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を取り除くことです。また、抗菌効果も併せ持つため、空気を綺麗にし、抗菌効果でその空気を保つ、ということがフェイクグリーン1つで出来てしまいます。お手入れの必要もないので、お手洗いや玄関など、においの気になるところに手軽に置いておけるのも魅力の一つですね。
4.フェイクグリーンなら管理が簡単
本物の観葉植物をお部屋に置くとなると、毎日の水やりや日当たりの管理、害虫の問題など、気を使わなければいけない点が沢山あります。
緑は欲しいけどお手入れは面倒…という方にうってつけなのがフェイクグリーンです。フェイクグリーンは水やりの必要もなく、枯れることもありません。本物の植物だと枯らしてしまったときの処理やお掃除も大変ですよね。たまにホコリを取ってあげるだけなので、日常的なお手入れをせずに済むため、管理が非常に簡単です。忙しく手入れに十分な時間を取るのが難しいオフィスなどにはフェイクグリーンがうってつけです。
日当たりのいいところを選んで置く必要もないので、他のインテリアの邪魔をする心配がなく、お手洗いや窓から離れた場所などに置いておけるのも魅力の1つです。また、本物の水や土は使わないので、夏場に発生しやすいコバエなどを気にせず緑を取り入れることができます。飲食店や商業施設など、植物を置きたいけれど衛生面が気になる、という場合でも手軽に取り入れやすい特徴があります。
また、本物の植物は成長するため、ウォールグリーンとして飾っておくにはこまめなお手入れが必要です。このように管理の面倒なウォールグリーンやデザイン性のあるものは、特にフェイクグリーンで取り入れてみるのがおすすめです。
5.本物の植物とリアルなフェイクグリーンの金額の違い
パキラで比較してみると、本物のパキラは1万円程度から、リアルなフェイクグリーンのパキラは4万円程度から購入することが出来ます。フェイクグリーンの方が少し高めの価格帯になっています。
次はフィットニアで比較してみると、30cmほどの高さのもので本物は2000円から、フェイクグリーンであれば1万円程度から購入ができ、こちらもフェイクグリーンのほうが高めの価格設定です。
高価なフェイクグリーンは、素材にこだわり、大量生産ではなく職人さんが1つ1つ手作業で装飾している場合もあります。本物と見間違えるようなリアルさは、そういった繊細なこだわりが積み重なって生まれています。
一度購入すれば枯れることもなく世話の手間もない手軽さでありながら、丁寧でこだわり抜かれたリアルさも手に入るとなると、多少高価格となってしまうのです。
6.まとめ
このように、フェイクグリーンはどんどん技術が向上しクオリティや機能性も高くなってきています。お仕事に行き詰ったとき、疲れて家に帰った時、ふと緑が目に入ると心も軽くなりませんか?
また、毎日のお手入れが難しいオフィスや、害虫の発生などを防がなければいけない飲食店、ディスプレイにこだわりたいホテルのロビーなどは、特に本物の植物よりもリアルなフェイクグリーンを導入するのがおすすめだと言われています。
安価なものから高価なものまで価格帯は様々ですが、高価なものを1つでもお部屋に置いておけば、よりリッチでリラックスできる時間が過ごせます。小さいものから大きいものまで、用途に合ったフェイクグリーンを選ぶことも出来ますし、ウォールグリーンなどのようにデザイン性の高いものを選べばお部屋のクオリティをぐっと上げることも出来ます。
面倒なお手入れをせずとも手軽に緑を取り入れられるフェイクグリーン、是非オフィスやお部屋に導入してみてはいかがでしょうか。