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2019.01.01

チーク材の価格相場と考え方について

ワールドデコズでは古材も含め、様々な状態・サイズのチークを販売しております。
木材という性質上、一つひとつ表情も異なりますし、さらに古材ともなれば経過した時間の長さや保存状態によりその価値は様々です。

 

そうした状況ですから、最近価格についてご相談を受ける機会が増えてまいりました。
ご利用くださる皆様にとっても、なかなかイメージしづらいところと思います。

 

そのため、本記事にて金額が変動する要因と概算の金額相場をまとめ、共有させていただきます。重ねてのご案内となりますが、あくまでも概算となります。

特に素晴らしい一点モノの材については、この限りではございませんので、是非ともご希望をお聞かせください。数千の在庫より、あなたの理想を叶える一本をご案内させていただきます。


【目次】
1.産地
2.サイズ
3.経年変化
4.用途
5.ワールドデコズで扱うチークの価格帯
6.まとめ

 

 

1.産地

チークはヨーロッパ各国の高級家具としてよく使用されているイメージがあるかと思いますが、アジアの熱帯地域(具体的には、西はインドから東はフィリピンまで)に生息している樹種となります。

厳密には各国で種の異なるチークが生息しており、かつその育成環境や製材までの過程も異なりますので、「どこ産のチークであるか?」という要素も金額に絡んで参ります。

 

一般的にはミャンマー産のチークが良い品質とされ、高い値をつける場合が多くございます。また、無作為な大量伐採を防ごうとするミャンマー政府の政策により、輸出に制限がかけられているため、希少価値が高くなっていることも、価格が高騰する理由の一つかと思います。

 

他にも、代表的な産地として「インドネシア」が挙げられます。
18世紀初頭から計画的な植林が行われており、今でも比較的安定した供給を可能としています。国名を冠して「ネシアチーク」とも呼ばれる、こうした計画的な植林より生まれた材は、ミャンマーから産出される材に比べ、品質が均一になりやすいという特徴もあります。

 

そのため「私だけの、唯一の一本」という意味で、ミャンマー産の方が一本一本の個性が強く出やすいため、ブランドイメージと相まって高い値を付ける傾向にあります。

 

 

2.サイズ

単純に、大きな材は希少価値が高く、高値を付けやすいです。
これはどの木材にも共通して言えることではありますが、輸出が制限されるほどの強い伐採圧力を過去にかけられてしまったチークともなると、その差は非常に顕著です。

 

例えばタイでは、1900年代後半に全てのチークの伐採が禁止になりました。
天然のチークはもうほとんど残っていないと言われています。
インドはもっと昔に天然チークを取りつくしてしまいました。そしてタイの後を追うように、ミャンマーでも輸出に制限がかけられました。単純に、天然チークはもう世界のどこにも、ほとんど数が残っていない状況なのです。

 

代わりに、先ほどのネシアチークの例のように、各地で植林が行われています。
これらはおおよそ、30~40年程度の育成期間を経たのちに伐採され、木材に加工されていきます。

 

さて、チークが老木として成熟するまで、どれだけの年月が必要か、皆様はご存知でしょうか? チークが大木として成熟するまで、おおよそ200年ほどの期間が必要と考えられています。

 

圧倒的な成熟期間の差。ゆっくりと、確実に、雄大に育った大木は、植林により育った材に比べ、より中身が詰まり、重量も重くなります。本来の天然チークの魅力には、植林のチークでは到底敵わないのです。

 

巨大なチークの一枚板は、そんな貴重な天然モノの証。
今この瞬間の出会いを逃してしまったらもう、自身が生きている間には出会うことのできない可能性すらある。それほど貴重なものなのです。

 

 

3.経年変化

前項の「サイズ」は、チークがまだ生きている時の話ですが、こちらの経年変化はチークを「伐採」した後のお話となります。

 

伐採後のチークには大きく分けて、2通りの未来が待っています。業者の倉庫に運ばれたあと、そのまま在庫としてゆっくり眠り続けるのか。それともすぐに出荷され、家具や建材として時を過ごしていくのか。建材として加工されるのであれば、どのような用途でどのような環境に晒されながら毎日を送るのか。また、どれだけの時を過ごしたのか。それ次第で風合いは大きく変わります。

 

また特殊な事例として、倒木や運送中の事故により、材が湖底や川底に沈んでしまうこともございます。現地山間部を流れる川や湖には石灰が多量に含まれており、沈んだチークは長い時間をかけてこの水を吸収するのです。こうした材を水中から回収し乾燥させると、水分は抜けるのですが石灰分は材の中に残ります。ただでさえ強靭で中身の詰まったチークですが、さらに硬く重い材となるのです。

 

ただ、ここまで強靭になってしまうと加工が非常に難しくなるため、家具材というよりは一点もののオブジェとしての利用が多くなります。


さて、価格帯ですが…
一枚板の天板として利用するのであれば、倉庫でゆっくりと眠らせた材に高値が付きやすいです。古材独特の風合いはとても素晴らしいものではありますが、同時に未使用のチークが示す木目や木肌ツヤは非常に美しく人気があります。

 

そして新材のチークよりも、しっかりと寝かせたチークの方が高値は付きやすいです。新材の一枚板にはチーク独特のシミが付いている場合が多々ありますが、こちらも倉庫で長年寝かせることでだんだん薄く消えていきますし、加えて材全体の色合いが濃く深く変化していきます。

 

一枚板以外の材の場合、こちらも明らかに古材の方が高値で取引されます。
倉庫で眠っていた材も美しいものですが綺麗に風化した材もそれとはまた変わった雰囲気を纏い、存在感という意味では勝るとも劣らない力を持っています。人工的にはどうやっても作ることのできない、貴重な材となります。

 

 

4.用途

チークはその性質から、様々な用途で使用されてまいりました。
どんな用途で時を過ごしたのかにより、風化の仕方と度合いが変わります。

 

高級ホテルの壁の装飾品として上品に時を重ねた材と、小学校の床材として踏み締められていたものでは全く表情が変わるのです。それぞれの経年変化の様子によりその後の活用方法は変わりますし、それに応じて値段も変動いたします。
*具体的な金額は一部、事項にてご紹介いたします。

 

また、現地でのチークの用途は必ずしも無垢材としての使用ではありません。
建物のデザインに合わせて色とりどりに塗装されたものもございます。
当時受けたと思われる傷と相まって、こちらも独特な空気感を纏います。

 

5. ワールドデコズで扱うチークの価格帯

本項ではワールドデコズにて取り扱いのあるチーク材の価格帯について、その形態や状態に分けてご案内させていただきます。全てが一点ものとなりますので価格には幅が出てきてしまいますが、おおよその数値をご紹介させていただきます。


◇一枚板

 


目安価格:600,000円 ~
 
*サイズや在庫状況などより、価格は変動します。

ある程度厚みがあり、一枚板としての使用に適したチークです。
古材とはいえ、過去にどこかの施設で使用されていた板材ではなく、山奥の倉庫にて長時間眠っていたものとなりますので、目立った傷のないものばかりです。加えて、伐採から10数年が経過している材であるため、新材よりも色合いが深く、濃くなっているという特徴があります。

 


◇羽目板


目安価格:6,000円~/m2
*サイズや在庫状況などより、価格は変動します。

タイ国のホテルや民家などで使用されていたチークの古材です。
使用されていた建物により風化の度合いが異なりますので、あなたのご希望にあったラインナップが必ず見つかることと思います。
材の厚みはおよそ10mmのものが多くございます。また幅は150mm~170mm、長さは2,000mm~4,000mmと大きめのサイズもご案内しておりますので、壁材床材をはじめ様々な活用方法が考えらます。

 

 

◇床材

目安価格:12,000円~/m2
羽目板と同様に産出された材です。
こちらも使用されていた建物により、様々な表情の違いがございます。
材の厚みが20mmと、羽目板より厚みのある材となっております。
*サイズや在庫状況などより、価格は変動します。

 

◇オブジェ用の材

目安価格:600円~

現地から輸入した古材のオブジェです。

根に近い材や特殊な形となった材、現地で加工された材など様々な形のものがございます。
様々な形態となっておりますため、オブジェが欲しい旨とご予算、ご利用シーンなどをお知らせいただければ、あなたに合った最適な一品をご案内させていただきます。
*サイズや在庫状況などより、価格は変動します。

 

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?
チークは遠い昔から様々な形で、世界中で利用されてまいりました。
材の特徴から、そうした多様な形態を保ったまま、現在まで残っているものも少なくありません。
ぜひ一度、ワールドデコズにお声がけください。
あなただけのチークをご紹介させていただきます。