2018.12.23

【天板向け】大きめ一枚板の販売

ワールドデコズでは世界各国より、上質なマテリアルを取り寄せ展示・販売を行っております。ガーデニング用品や雑貨、フェイクグリーンなどのお取り扱いがございますが、中でも一番の在庫量を誇るのが「木材」というカテゴリ。

 

中でも”巨大な一枚板”や、年月を経ることで異常に硬化し風合いを纏う”古材”、そして世界三大名木にも数えられ、今やどんどんその数を減らしている”チーク”など、他所にはない規格外の一点物を数多く取り揃えております。

 

量産/低価格、他の誰かと横並びでは満足できないあなたのニーズに応えるため、私たちは立ち上がりました。そんな私たちの取り扱う”天板向け一枚板”の一部を、あなたにご紹介させていただきます。


【目次】
1.天板用一枚板の選び方
2.ワールドデコズで販売中の一枚板
3.貴重な一枚板を取り扱うということ

 

1. 天板用一枚板の選び方

さて、材のご紹介に入る前に…一枚板を天板として使用する際、注意すべき点がいくつかございますので、念のためにご案内させていただきます。既にご存知の場合、本項目は飛ばしてしまっても問題ありません。

 

◇天板用一枚板を選ぶ際に注意すべきこと
①サイズ
②脚
③仕上げとメンテナンス


① サイズ

結論、WEBサイトで天板を直接購入するときは、少々注意が必要です。
そして、その理由の一つに「サイズ感がよくわからない」ということがあります。

これは単純に「天板を選ぶ」という行為が日常生活ではなかなか経験する機会のないことであることが原因です。多くの場合「〇〇×〇〇×〇〇(mm)」のような表記がされていますが、なかなかピンとくるものではありませんよね?

 

しかし、ここでサイズ感を間違えてしまうと、せっかくの天然素材一枚板を使用しているにも関わらず、どこか不便で頼りないデスクとなってしまいます。


例えば、「自宅のPC作業デスク」として使用する天板を探しているとすると、どれくらいのサイズ感が必要になりそうか、イメージすることはできますか?

 

本記事を書きながら、私がオフィスで使用している作業デスクのサイズを測ってみると
横幅:1,100mm
奥行:650mm
でした。個人的な体感となってしまいますが、サイズ感はちょうどよく、特に奥行についてはこれ以上縮めてしまうと非常に不便を感じてしまうように感じます。

 

また一枚板として購入する以上、テーブルとして使用するには別途「脚」を購入する必要があります。この脚は通常、一枚板の両端から少し内側に入ったところに設置されます。これにより「椅子を収納できるスペースが小さくなる」ことに注意しなければなりません。


残念ながらこうした肌感覚が日常生活の中で養われる機会はそうあるものではありません。
ほぼ全てのお客様に、同様のリスクが潜んでいると言っても過言ではありません。

そのため、一枚板を購入する際は極力「現地に赴き、直接自らの目で確認する」ことが非常に重要です。


「思ったより奥行きがないな……」「思ったより重厚感がある……」など、写真では気付けなかった新たな発見があるでしょう。

 

②脚

一枚板をテーブルとして使用する際は、同時に脚を購入する必要があります。
一枚板の重量は時に100kgを超えて参りますので、必ず専用の脚をご利用ください。
他の何かで代用してしまうと、破損の原因になる場合がございます。

 

脚についても、様々な企業様がおしゃれなデザインのものを販売しておりますがその前に、こちらもまずは「機能面」で考えなければなりません。

 

脚を選ぶ基準は大きく3つ
・形状
・素材
・カラー
このうち「素材」「カラー」についてはデザイン面での話となり、各々の好みが表れるところですので、自由に選択していただければと思いますが、「形状」については少し注意が必要です。

 

主に「T型」「L型」「V型」などがあります。いずれも、脚を上から見た際の形状が、そのまま名前となっています。

 

例えば、1人用の作業デスクとして壁面に隣接するように設置し使用する場合、「L型」の脚がオススメです。デスク下のスペースを広く取ることができるため、ちょっとした棚を置いたり、椅子を奥まで仕舞うことができるなどという利点があります。

 

一方、ダイニングテーブルとして使用する場合は「T型」の脚がオススメです。片側だけでなく、両側から椅子を収納できるようにする必要があるほか、大勢での使用が想定されますので、より安定性に長けている必要があります。

 

 

③仕上げとメンテナンス

無垢一枚板の場合、多くの場合仕上げの加工として「オイル仕上げ」「ウレタン仕上げ」のどちらかが施されています。どちらの仕上げが行われているかにより、利用シーンの向き不向きやメンテナンスの手順に違いが出て参ります。

 

◇オイル仕上げ

オイル仕上げはその名の通り、天然素材由来のオイルを塗ることにより施される仕上げです。
オイルが内部まで浸透することにより、板を保護してくれるのです。

 

表面の皮膜が非常に薄くなるため、材そのものの色合い、手触り、表情が素直に生きる一方で、汚れや傷、日焼けを受けやすいというデメリットもございます。特に水分によるシミができやすい傾向にありますので、飲食物を扱う際は注意が必要です。

*もちろん、そうした傷や汚れを「味」として捉える方もたくさんいらっしゃいます。

 

◇ウレタン仕上げ

ウレタン仕上げは塗装により、板の表面を樹脂の皮膜で覆ってしまう仕上げ方法です。
オイル仕上げと比較すると皮膜が厚く、より水分や汚れ、傷に強くなります。そのため、ダイニングテーブルとしての利用や飲食店への設置の場合はこちらを選択する方が多いです。

「厚い皮膜」と言っても、材の表情がなくなることはありません。むしろ、クリアカラーでの塗装を行うことによりツヤが増し、さらに鮮やかな色合いを見せてくれるのです。

 

まずはこれらの点に注意した上で、「今回の一枚板はどんな目的で使用するのか」を明確にし、自分だけの一枚選びに着手していただければと思います。

 

 

2. ワールドデコズで販売中の一枚板

この項ではワールドデコズにて取り扱いのある木々を紹介させていただきます。
とはいえ、結論「ワールドデコズに無い木材はない」と言っても過言ではありません。
「樹種」「サイズ」「用途」など、ざっくばらんに「こういう木が欲しい!」とご連絡ください。あなただけの一本をご案内させていただきます。

 

そのような状況ですので、ここではワールドデコズが出会った数あるストックの中から、私たちの想いや取り組みを象徴するような材に絞り、何点かご紹介させていただきます。

 

◇チーク

ワールドデコズを象徴する樹種の一つが、このチーク材です。
タイやミャンマーに訪問し、山間部の農村地域をいくつも歩き回って在庫を探し、現地の言葉で直接買い付けを行っています。

その昔、家具材だけでなく船舶など、様々な用途から人々の身近にあったチークも、人間が伐採し尽くしてしまいました。今ではその数をめっきりと減らし、伐採にも規制が入り、一枚板が取れるような天然の大木は非常に貴重な存在となっています。

 

現在、ワールドデコズで取り扱っているチーク材の一枚板は、タイのとある田舎町から直接買い付けてきたものとなります。最高級と言われるミャンマーチーク。およそ500年の大木であり、自然乾燥で15年間の時を経たものと推定されています。

 

おそらく、今後これほどのチークが手に入ることはない。
それほど貴重な材となっています。

 

◇カリン

チークと同様にタイやミャンマーで産出される材で、産地によりオレンジ~赤と、色合いがかなり変わってまいります。チークと同様に高い強度を持っており、古材として産出される機会も多くあります。
目を引く鮮やかな色合いから、日本でも非常に人気の高い材です。

 

材と事例の紹介はこちら

 

◇高野杉

少し特殊なストーリーを持つが故に、私達の思い入れも強い材です。
仏教の聖地と言われる高野山。その一帯は厳重な保護と管理がなされ、当然のことながら勝手な伐採は許されません。

それではなぜ、この一枚板は私たちの手元にあるのでしょうか?
ご購入下さった方には板そのものと共に、この材が歩んできたストーリーも合わせて受け取っていただけますと幸いです。

 

3. 貴重な一枚板を取り扱うということ

 

これらの板は全て、代表も含めて現地へと向かい、直接買い付けを行うことによって手に入れています。

いずれも世界で一つ、ここにしか存在しない一枚です。
明日にはもう、私たちの手から離れてしまっているかもしれません。
全てが一期一会。今この瞬間が、目の前の材と向き合う最後の一瞬かもしれません。

 

私たちが一枚板を取り扱う上で、実現したいことは至ってシンプル。
「本物」を、本物を必要としている方に届ける。それだけです。

なぜなら私たちは「本物の素晴らしさ」を知っているから。
だからこそ、世界中のみなさまに、この素晴らしさを伝える責務がある。

 

自分だけの一枚板をお探しの方、是非とも一度、お声がけください。
あなたの探す”最高の一枚”をピタリとご案内させていただきます。