2019.06.04

【107年の実績】プロが選ぶ、一枚板天板に最適な樹種7選

偉大な大地が育てたぬくもりをお客様に届けたいとの思い、木材屋さんからスタートして、107年の歴史を持っているわが社がたどりついたのが世界各国から仕入れた無垢の一枚板でした。我々はこれらをマテリアルと呼びます。わが社は長年の経験で育てて来た眼力とタイ・ミャンマー・インドネシアなど産地各社との信頼関係で優れた無垢材―マテリアルが入手できます。

今回はバイヤー(マテリアルのプロ)が世界各地に足を運んで厳選し、買い付けした銘木をご紹介します。

 

目次

  1. マテリアルのプロが選ぶおすすめの樹種7選
  2. 一枚板・無垢天板の特徴を最大限に引き出す塗装仕上げ
  3. 無垢の一枚板が製品になるまでに
  4. ひたすらマテリアルに向き合って来た私たちがおすすめする樹種

 

1.マテリアルのプロが選ぶおすすめの樹種7選

 

①ミャンマーチーク

金褐色から、経年変化により濃い飴色になり、重厚な質感を表わします。チークは天然のオイル成分を含有しております。このオイル成分が飴色の経年変化をもたらし素材の持つ寸法安定性や類稀な耐久性から、古来よりミャンマーチークは最高級木材として高級家具や豪華客船の甲板や内装材として使われて来ました。

 

②花梨(カリン)

カリンは一般的に赤みがかかってとても木肌の美しい表面を持ち、綺麗な光沢がかかって華やかな印象を与えてくれます。レストラン・バーのカウンターに使用する場合、天板に照らす照明によりインテリアの主役に引き立てます。使い込むほどに落ち着いた色味になり、経年変化を楽しむことができます。

 

ウォールナット

世界の3大銘木の一つで、古くから高級家具や工芸材として使用されています。肌目はやや粗く、美しい光沢をもってあり、どんな空間とも相性の良い木材として汎用性が高いです。使い込むほどにグレーが掛かって落ち着いた色味に変化します。

 

④モンキーポット

心材の金褐色、辺材の灰白色で色調が異なっている為、辺材、心材のコントラストが印象的でワールドなイメージが特徴です。この材をワールドデコズがオススメする理由としては、やはりその圧倒的な存在感でしょう。他の材にはない激しい木目のコントラストにより、どのような加工を施してもその空間の主役となりうる材と思います。特にローテーブル、ダイニングテーブル問わず、テーブルの天板として木目を前面に生かした活用がオススメです。

 

⑤欅(ケヤキ)

欅(ケヤキ)は日本を代表する広葉樹で堅くカウンター・テーブルに最適です。湿気によく耐え、濡れ色が非常にきれいでウレタンで仕上げると輪杢、笹杢など特殊な杢目が明瞭になり、綺麗で高級感があります。お店の看板など装飾としても人気があります。

 

⑥栃の木(トチ)

リップルマークと呼ばれる美しい木目がでるという特徴を持っています。 日本では「縮み杢」と呼ばれ、リップルマークが出ているものは銘木として扱われます。材面は光沢があり、眺める角度により表情が変わる幻想的な国産良材です。

 

⑦栗の木(クリ)

乾燥後、強い耐久性から建具以外に家具材としても人気があります。テーブルやカウンターの天板として利用された際はオイル仕上げると木目がはっきりとし、美しい仕上がりになり、あたたかい色味で落ち着いた空間を演出してくれます。

 

2.一枚板の特徴を最大限引き出す2つの仕上げ塗装

わが社では一枚板のテーブル、カウンターはウレタン塗装とオイル塗装で仕上げています。

【オイル塗装】

この方法は木にオイルを含ませるだけで、塗膜を作らない為、木の呼吸や湿気を吸収したりといった木本来の特性を妨げません。また、木肌に触れて、その木材が持っている色と質感を感じることができます。見た目的には、木材を水で濡らした時よりも少し濃い自然な仕上がりとなります。半面、ウレタン塗装に比べて汚れや傷に弱い仕上げです。

お客様がご自身でのメンテナンスが可能であり、使えば使うほど味が出るメリットもあります。弊社では自然塗料であるリボスとバトンをオイル塗装に使用しています。

【ウレタン塗装】

ウレタン塗装は樹脂の塗装膜を木の表面に作り、水や汚れから板面を保護します。

通常のウレタン塗装は樹脂塗装のため、木の質を殺してしまうケースが多いですが、

弊社では特殊な加工で木目や色など木の本来の風合いが活きるように、塗装を行っています。通常のメンテナンスは水拭きや乾拭きで大丈夫です。ただし、一度剥がれるれてしまうと、お客様自身で部分的な塗りなおしが難しいため、専門設備をもつ職人さんによる補修が必要とされるデメリットがあります。

3.一枚板が製品になるまでの流れ

・お客様のライフスタイルに合わせて、原木の状態からご提案させていただき、お客様にお好みの一枚板を選んでいただきます。

・工場に一枚板をテーブルに加工する過程で、お客様と何度も打ち合わせを行いながらご希望に沿ったテーブルを製作して行きます。

・こだわって一緒に作り上げた、世界にふたつとない一枚板テーブルが、お客様に届けられ、お客様の暮らしの中で、安らぎの空間の一部になります。

 

4.ひたすらマテリアルに向き合って来た私たちがおすすめする樹種

それはわが社が日本一の在庫量を誇るチークの一枚板です。圧倒的なスケールのミャンマーチーク一枚板を320枚ほどもっています。

チークの一枚板は100年家具とも言われるほど、末永くお使いいただけます。

一生ものの一枚板選びを是非ワールドデコズ大阪にお手伝いさせてください。

 

▼チーク材の3つの特徴。なぜ無垢チーク材は世界中で愛されるのか?

https://worlddecors.com/2005